星組「ロミオ&ジュリエット」
風邪がすっきりとは治っていない中、梅田芸術劇場で宝塚星組「ロミオ&ジュリエット」を見た。フランスで人気の新感覚ミュージカルの宝塚版。「エリザベート」や「スカーレット・ピンパーネル」を脚色した小池修一郎演出で、フランス版自体がシェイクスピア原作とは少し違う部分もあるが、さらに宝塚的な創りで「愛」と「死」の象徴的なダンサー(歌・台詞なし)も登場して、いい作品になっていると思う。あの有名な古典劇を斬新な演出で、ダンスナンバーも多い軽快なロックミュージカルになり芝居のテンポも速い。トップスターの柚希礼音が若々しくて恋に奥手の純真な(という新設定)ロミオにぴったり
夢咲ねねのジュリエットも一途で愛らしい。仮面舞踏会はロックパーティみたいでミニスカートのドレスがかわいいし、どの衣装も素敵。しかし、主役たち以上に心引かれたのは「愛」。「死」はトートか、トートダンサー?みたいだが、「愛」は柔らかい踊りと妖精のような雰囲気で、そのしなやかなダンスに釘付け。登場するだけで空気が変わるような重要なポイントを担っていた。フィナーレの華やかなデュエットダンスもあり、宝塚らしい雰囲気も残した作品でとてもよかった。
見ようかどうしようか迷っていて前売り時にチケットを買いそびれたが、友人の「どんな席でも絶対見ておいた方がいい」との熱心なオススメがあったので、それに従って観劇することにしたのだが、ほんと見てよかった
ネットで残席状況を調べるとB席の一部しか残っていなかったが、窓口に行くとたまたまキャンセルの戻り
があり、S席の後ろの方だがセンターがあったので即買い、ラッキー
この作品は来月博多座で1カ月上演されるものの大阪での先行上演だから宝塚大劇場ではやらないとか。今見逃すともう見られない、ということだった。ありがとう、我が友よ
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コメント
kateaslanさんへ
拙い劇評に最大限の賛辞をいただき、ありがとうございます。
調子に乗って。。。
うふふ、恥ずかしい(*゚ー゚*)
おだてられて木に登りそう
ウィーンで観劇したミュージカルについても
忘れないうちに書いてみますね。
お目汚し、失礼いたします
風邪も先週末でどうやら峠を越し
ほぼ元通りの体調に戻ってきました。
ご心配ありがとうございましたm(_ _)m
投稿: kateaslanさんへ | 2010年7月19日 (月) 午後 05時15分
梅雨あけした日が宝塚の舞台だったんですね。
外はけっこう暑かったんじゃないでしょうか?
観てない私でも情景が目に浮かぶよう…すばらしいステージというのが、よくわかります。
あいかわらずのすごい筆力!
これからもぼちぼちステージレポ、よろしくお願いしま~す!
もう風邪は治りましたか?
投稿: kateaslan | 2010年7月19日 (月) 午前 01時24分