歌舞伎「霊験亀山鉾」
姉の友人から松竹座の歌舞伎のチケットをいただいたので一昨日、姉と一緒に見た。4時開演だから仕事は早退
夜の部は通し狂言「霊験亀山鉾~亀山の仇討」で仁左衛門
が悪役で二役すると話題だったので、ちょっと見てみたかったからラッキー
歌舞伎を見るのは随分ご無沙汰、う~ん、勘三郎の襲名興行以来かな。2年ぶりくらい
この狂言は鶴屋南北作だが、あまり上演されていなかったらしく、関西ではなんと77年ぶりだとか。誰も見てないよ~
南北作で一番好きな「桜姫東文章」みたいな派手さ
はないが、いかにも
という創りだ。極悪非道に殺しをする役を仁左衛門が、表情もくずさず冷酷に徹して見せるのが今まで演じてきた悪役とは違う感じ。せっかくの二役だからチラシにあるように、トノコ塗り(白塗りではない、茶色い顔色)で見たかったが、残念ながら早替わりだから無理か~
仁左衛門は勘平などの白塗りより、「桜姫~」の釣鐘権助のような色悪と呼ばれるトノコ塗りの役が好き
なんだもん。愛之助が驚くほど仁左衛門に似ていた。白塗りもトノコ塗りも若い頃の仁左衛門の顔にそっくり。別々に出ているときはハッとするほど間違えそうだが、一緒に登場すると圧倒的にオーラが違うのがわかる。これってすごいな~。やはり華のある役者がひとたび舞台に出ると雰囲気がまるで違うもの。実感。
今月は観劇ラッシュ。昨日は友人から来週のミュージカルのチケットがあるけど、行けなくなったので代わりに~って誘われたけど、来週は仕事が忙しくなるので無理そうと残念ながらお断りした。でも何のミュージカルだったんだろう
| 固定リンク
« 「エリザベート」 | トップページ | 法事 »
コメント